農地転用をセルフで行う方法
太陽光発電所建設のために、農地転用を済ませました。
白地、転用見込み有りの土地ならば、
エクセル、ワード、スキャン程度の
スキルで個人でも十分に申請可能 です。
手順はざっくりと以下の通り。
①役所で転用見込みの有無を確認
また必要書類のリストを入手
②公図を入手
また必要に応じて、戸籍謄本、住民票などを入手
③役所で土地台帳を閲覧し、
周囲の土地の所有者、面積を公図内に記入
④土地改良区かどうかの確認
土地改良区内ならば管轄の組織に申請書の提出
⑤以下、順不同
・公図をトレースして配置図・排水計画図(図面)を
エクセルで作成
・住宅地図を図書館でコピー
・事業計画書を作成
・資金証明書を作成し、通帳コピーを貼付
・工作物構造図をエクセルで作成(ロジックツリー型式)
・農地ナビを見ながら、代替地検討表を作成
(近隣の似たような借地、田畑などを記入)
Google Earth内にマーカーを付与し、申請地と代替検討地の住所を記入
・太陽光パネルサイズをパネル説明書からコピー
・経産省の認定通知書を添付
・電力会社に提出した販売申込書を添付
⑥役所に出向いて書類内容に不備があるか確認&修正
⑦受付期間内に提出
書類を仕上げるまで2週間くらいかかりました。
費用は節約できましたが、手間はそれなりにあります。
急ぐ場合は、行政書士に頼む方がよいかと。
その他、役所から言われたこと
・配置図・排水計画図
管理者が草刈をすること明記する
高さ20cmの土堰堤、フェンスの設置を明記する
駐車場所を明記する
・工作物構造図
パワコンのメーカー、出力
パネルのメーカー、出力、枚数を明記
・許可申請書
たとえ便宜上であっても、借地を使用する場合は、
譲受人(使用借人)に申請者、譲受人(使用貸人)に土地所有者の名前と押印が必要
経産省の認可がおりました
無事に、太陽光発電所の事業認定が下りました。
初回申請が11月初旬、書類の最終提出が1月中旬。
期日ギリギリで不安でしたが、単価21円が確保できたのでホッとしてます。
JPEAの告知によれば審査待ち期間は3ヶ月となってますが、
今回は初回申請から4ヶ月ほどかかりました。
初回申請日は早ければ早いほうが、優先的に審査してもらえるようです。
太陽光発電所の申請をしました
個人で太陽光を新規申請しました。
感想としては「やっと終わった」です 。
改正FIT法の余波を受けて情報が錯綜しており、
JPEAへの問い合わせは、
電話で最低1時間、FAXで最低1週間かかります。
初めて申請する場合は、
代行を依頼するのが賢明かもしれません。
以下、手順と雑感をまとめます。
①電力会社へ申請→書類発行
②経産省(代行機関であるJPEA)への申請
①と②は並行して行うことが可能です。
ただし、電力会社の契約書類がないと、
経産省は審査してくれませんのでご注意を。
電力会社への申請
・最低限、パワコンの機種と、出力(○○kw)は決める
・電気工事士免許の提示は求められない
(電力会社によって対応が違うかもしれません)
・低圧野立てなら、電気工事業登録は不要
・ブレーカーは逆接続型必須
・中電の場合、申請~書類発行まで1ヶ月半
(状況によって変動するそうです)
JPEAへの申請
・改正FIT法の余波を受けて、審査が大変混雑している
・審査基準に不明瞭な点がある
※昨年11月にJPEAのホームページに、申請の注意点がアップされました。
細かな疑問はだいぶ解消されるかと思います。
(もっと早く出してほしかった)
・不備になったら再度順番待ち
・土地が隣接していて分割案件に抵触するか微妙な場合は、申請時に公図を添付
・身内の土地を使用する場合でも、賃貸契約書を作成の上、所有者の押印が必要
・農地転用が必要な場合は、最寄りの農業委員会に問い合わせて手順を確認しておく
(地域によって申請手順が異なるようです)
ご参考までに。
なお、某電力会社とのやりとり
私「まだ農地転用してないんですが、申請は可能でしょうかねぇ?」
某電力会社「可能ですよ~先に工事しちゃって下さい、申請はそれからで…」
農転前の工事は違法です。
ご承知置きくださいませ。